ゴルゴ13作品リスト/単行本第5巻とは、リイド社より刊行されているさいとう・たかをの『ゴルゴ13』シリーズ単行本コミックスの第5巻で、「帰ってきた標的」ほかを収録したものである。
全編にゴルゴの性行為シーンが登場する。
帰ってきた標的[]
(かえってきたひょうてき)
アメリカ合衆国で、麻薬密売組織の幹部が、自分のボスが組織を裏切ろうとしているとして、狙撃をゴルゴに依頼した。ゴルゴは狙撃をしたが、香港で、殺した筈のボスがゴルゴの前に現われた。
そのボスは、ゴルゴが先に狙撃したのは先の狙撃を依頼した幹部のしたてた自分の替え玉で、ゴルゴに先の狙撃を依頼した幹部の始末を依頼した。
次の特徴がある。
- 「一度にふたりの依頼人はもたない」と明言している。
- 依頼者が提供する女を「悪趣味」として断った初期の事例。
- 性行為の最中でも拳銃を手元に用意し、襲撃した殺し屋を射殺した。
- 背後に立った者を殴り倒すシーンが登場した。
殺意の交差[]
(さついのこうさ)
冒頭に、次のような珍しいシーンが続く。
- ゴルゴがトレーニングジムでトレーニングしている。
- そのジムでゴルゴに近づいてきた者が、ゴルゴに狙撃を依頼したが、ゴルゴとしては少額の報酬で引き受け、依頼者がゴルゴのトレーニング内容をメモしたものを示しても、ゴルゴは破棄を求めなかった。
この背景には、別の依頼があった。
また、次の特徴がある。
- ゴルゴが立ち去ったばかりの場所で、時限爆弾の爆発があり、ゴルゴがシリーズの最大級と言っていいほどの驚愕の表情をした。
- ボウリングレーンが登場した(ゴルゴはプレーをしていない。)。
白の死線[]
(しろのデッドライン)
ゴルゴは、KGBの依頼で西側に亡命した生物化学兵器の権威を狙撃したが、罠が仕掛けられて、装備のないまま吹雪く冬山へ逃げ込むこととなった。
次の特徴がある。
- 依頼者が娼婦を装って近づいてきた。
- ゴルゴが、その女のことを思い出している。
スタジアムに血を流して[]
(スタジアムにちをながして)
射撃の名手が、姉の敵としてゴルゴに挑んだ。プロとアマチュアの違いが背景となっている。
また、次の特徴がある。
- ゴルゴへの依頼者というのが存在しない。
- ゴルゴの殺人を隠し撮りしようとする者が登場する。
飢餓共和国[]
(きがきょうわこく)
ゴルゴは、アフリカで、軍事施設の破壊として、仕掛けられたダイナマイトの狙撃を依頼される。ただ、それを仕掛けた子供が敵に撃たれて、ダイナマイトのそばで身動きできなくなってしまった。依頼者は目を瞑って、ゴルゴに依頼どおりの狙撃を命じた。
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